他人の体臭や口臭が気になって「正直ニオイがきついけど、傷つくかもしれないしどう伝えたらいいかわからない・・・言おうかな、やめようかな?」と思った経験、ありませんか?
ツーンと鼻をつくニオイにおもわず「うっ!」となるけど、我慢してしまうことありますよね。でも逆の立場だったら「不快なニオイがあるなら言ってほしい」と思うところ。
そこで不快なニオイを感じた時、どう相手を傷つけずに伝えるか考えてみましょう。
相手をなるべく傷つけないように、自分が言われてショックな言葉を選ばないのが大原則。「悪意はないのだけど、ニオイが気になって心配です。」というスタンスで伝えましょう。
察することが苦手なひとも、デリケートな性格なひともいるので相手の日頃の行動をよく観察し、一番そのひとが受け止めやすい言葉や行動を選ぶことが大切です。
ニオイがきついよと指摘される側は「ニオイが原因でこの人との関係がダメになってしまうのではないか」という不安を感じると思います。
でも言う側は「なんとかニオイを改善してほしい」「誰かに強く指摘される前に教えたい」と事実を伝えるのは「長く付き合っていく相手だから言おう」という考えが大きいのではないでしょうか。
言う側の「あなたをニオイでは嫌いにならないよ」という態度は相手を安心させるでしょう。
あまりにニオイがきついと、そのひとがニオイそのものみたいに思える時があるかもしれません。
でも、もしこのひとがくさくなかったら・・・と一旦冷静になって相手のことを考えると言葉選びがスムーズになります。
「臭ってるよ!」と伝えた後は、話題のなかで相手の良いところにさりげなく触れるアフターケアも忘れずに。
伝える前によく相手を知っておくこと、上手に伝えること、伝えたあとのアフターケア、3つ揃うと上手くいきやすいんです。
なんとなく話題をニオイのことに向けてみましょう。自分の話題として触れるとぐっと言い出すハードルが低くなりますよ。
自分でニオイをチェックする方法などもさりげなく話題に盛り込んで「もしかしたらわたしニオイきついかも?」とさりげなく気づいてもらいましょう。
チェックの方法はこちらでくわしく触れています。(01.自分でできる!におい別チェック方法へのリンク)
察することが苦手なタイプや、あまり物事を気にしないタイプにはあくまで明るく伝えましょう。
「ところでニオイがきになるひとっているよね〜」と言っても「うん、自分は大丈夫だよ!」と言われてしまうかもしれないので、わかりやすさこそ一番なひとにはこの一言。
ガムやデオドラントなどさりげなく「ニオイ対策グッズ」をプレゼントする方法です。
自分でも使っているところを見てもらえば「ニオイに気を使うひとなんだな」と相手は察するはず。
誰かと一緒に対策すると相手もニオイ対策へのハードルがぐっと下がるので、伝えるだけでなくニオイ対策をしやすい空気作りにいい方法です。
口臭なら歯や胃腸の不調、体臭ならホルモンバランスの崩れやストレスなどニオイの原因に体調不良がある場合もあります。
体調不良を心配する形で話をはじめ、ニオイの話にもっていくとショックが小さくて済みます。
もしかしたら本当に体調が悪いのかもしれません。
職場など相手との関係が近しくない場合の最終手段です。特に接客や営業のお仕事はニオイが結果に影響するので指摘するのも仕事のうちという考えもできます。
実際にクレームがあった場合などはそれを伝えて、もしくは上司に「仕事に影響が出るので業務上のエチケットとして注意してほしい」とお願いしましょう。
感情的にならず「あくまで仕事です」というスタンスでさりげなく伝言してもらいましょう。
悩んで対策していても、生まれつき体臭がきつい「ワキガ体質」のひともいます。お酢や玉ねぎのようなきついニオイが特徴です。
あまり症状が重い場合は、ニオイのもとを出すアポクリン腺を手術で取り除くひともいるくらい、体臭の悩みは深いものです。
ニオイに無頓着で体臭がきつくなってしまったひとはちょっとの対策で効果が出る場合もありますが、体質によっては本人がわかっていても治療が難しい場合もあることも知っておきましょう。
伝える方法、参考になったでしょうか?きついニオイについイライラしてしまうかもしれませんが、冷静に優しく伝えられるといいですね。