満員電車のなか、仕事で向かい合って話すとき、彼とのデート、着替えのとき・・・「もしかして私ってくさい?」と気になる場面ありませんか?
自分の体臭のこと、気にはなるけどひとには聞きづらいですよね。自分が逆の立場でも、ニオイはなかなか気がついていても人には言いにくいと思います。
心配しながら暮らしていると、ひとのちょっとした仕草やひそひそ話してるのを見ると「くさいって言われてる?」と気になって仲間の輪にも入りにくくなってしまいそう。
もっとのびのびと生きていくため、不安の正体をつきとめましょう!
ずっと同じニオイを嗅ぎ続けるとわからなくなってしまうので、自分の体臭を嗅ぐのはそのままでは難しいといわれています。
でもひと工夫すれば自分の体臭はチェックできるんです。
さらに、あてはまることをチェックしてみると自分が体臭の強い体質かわかるんですよ。
ひとくちに「ニオイが気になる」と言っても、いろんな原因やタイプがあります。タイプ別にチェックしてみましょう
上にあてはまるひとは特に注意。あと自分でニオイチェックする方法も。
ニオイチェックしてみて玉ねぎやお酢のようなツンと刺激のあるニオイがしたら「ワキガ」かもしれません。
ワキガはワキにあるアポクリン汗腺から分泌される皮脂や尿素やアンモニアが、皮脂腺から出る脂肪酸と混じり合ってにおってしまう症状。
アポクリン汗腺の数の多い体質のひとは清潔にしていてもワキガになってしまいます。
自分が不潔だから・・・ともう自分を責めなくてもいいんです。
体毛の多いひとはアポクリン汗腺が多いと言われているので、ひとつの判断基準になるんですね。
専用のケアアイテムでのお手入れや、お医者さんに相談することが必要になってきます。治療には保険が適応されることもあるんですよ。
デリケートゾーンから玉ねぎやお酢のような刺激のあるニオイや、納豆のようなニオイがする症状を「すそワキが」といいます。
デリケートゾーンにもアポクリン汗腺があるため、ワキガと同じように体質が原因でニオイがきつくなってしまうんです。
体毛が多いとアポクリン汗腺も多いとされているので、ムダ毛が濃いひとも要注意。
ワキガと同じように、専用のケアアイテムやお医者さんに相談することが必要です。
足のニオイがきつい場合、水虫などの病気が隠れている場合も。皮膚に異常があったらお医者さんに相談しましょう。
ワキガ体質の場合は足も同じようににおってしまう場合も多いので、角質を取り除いたり汗を抑えるクリームで足を清潔に保つなどこまめにケアしましょう。
ゲップから卵の腐ったようなニオイのするひとは胃の調子が悪くて口臭がおきている可能性があります。胃を休ませたり、治療することで口臭が改善する可能性があります。
虫歯や歯茎から血が出てるひとはそこから口臭がしているかもしれません。口臭だけでなく、歯が痛いと何ごとも手につかなくなってしまいますよね。心当たりのあるひとはすぐ歯医者さんで治療しましょう。
胃や歯にこれといった病気がなくても、口の中で雑菌が増えてしまうと口臭の原因になります。緊張しやすい性格など口の中がベトつきやすい体質のひとは雑菌が増えやすいといわれています。ガムや飴などで唾液を出してあげると改善することがありますよ。
あと、ニオイのきつい食べ物やお酒やタバコが好物だとニオイが口に残ってしまいます。ひどくなると全身からにおってしまうので、気になるひとは控えるといいでしょう。
直接ニオイチェックする方法もあります。
におうなら口臭の可能性があります。いくつかの切り口でチェックしてみると安心ですね。
☆加齢臭チェック
加齢臭の原因は頭皮から出ている物質。頭を直接つける枕をチェックすれば加齢臭がわかります。
ベランダや屋外など、新鮮な空気のある場所で深呼吸した後チェックするとよりニオイがわかりやすいでしょう。
チェックであてはまらないのに、どうしても臭うような気がする・・・。というひとは要注意。
自臭症という心の病気の症状のかも。ありもしない音が聞こえる幻聴や、見えないものが見えてしまう幻覚は有名ですが、幻嗅という「ありもしないニオイがする」症状もあるんです。
対人恐怖症の症状のひとつといわれていますので、あまりに気になるようなら心の専門家に相談することが大切です。
チェックの結果、いかがでしたか?
大丈夫だったひとでもストレスや生活習慣の乱れで体臭がきつくなってしまうこともありますので、気になったときにまたチェックすると安心ですね。
ニオイの悩みがはっきりしたひとも、対策しながらこまめにチェックすることでニオイ対策の効果を実感できると思います。
ニオイ対策にはまず、正体をつきとめることがスタートなんですね。