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好きな匂い、嫌いな臭いは人によって違う

匂いの好き嫌いは人によって違う?のイメージ
同じ匂いを嗅いでも、人によって好き嫌いは分かれるものです。男性と女性でも違いますし、年齢や育ってきた環境によっても変わってきます。ここでは、匂いの感じ方のメカニズムについて詳しく解説しています。

同じ匂いでも人によって好みや感じ方が違うのはなぜ?

香水の香りを嗅いだとき、自分はいい香りだなと思っても「なんだかこのニオイ、甘ったるくて気持ちわるいよ・・・」と言われたこと、ありませんか?

実はどんなニオイでもその人によって好き嫌いや感じ方が違って、一般的に「臭いニオイ」とされている体臭にすら好き嫌いがあると言われています。

そして「ニオイの好み」から恋愛や性格のこと、いろいろわかってしまうんです・・・。

男女で違う体臭の感じ方

「お父さんくさい!」と思春期の女の子がお父さんに怒ったり、「体育のあと、男子がくさいのよね。気をつけてよ!」とクラスの女子がヒソヒソしてたり、男性が体臭のせいで女性に怒られる場面ってよく見ますよね。

男性のほうが体臭が強いということもありますが、驚くべきことにその男臭さを女性は不快に感じやすいという実験結果があるんです。

ライオン株式会社で2004年に、いろいろなニオイの原因物質を男女それぞれに嗅いでもらう実験が行われアンドロステノンという物質のニオイを女性は不快に感じるという結果が出ました。

アンドロステノンは男性ホルモン・テストステロンが代謝されてできる男性特有のニオイ原因物質で、汗と混じると体臭を強くしてしまう男臭さのもとになる物質です。女性に「くさい!」と言われたことのある男性は、このアンドロステノンが原因だったかもしれませんね。

ただ女性が感じる男性の体臭に対する好き嫌いは、アンドロステノンの問題だけでなく、遺伝子レベルで好みが決まるという実験結果もあります。

スイスのベルン大学での実験では、男性が着たTシャツのニオイを女性に嗅いでもらい、ニオイの好き嫌いを聞いたところ女性は遺伝子の数値が自分と遠い男性のものほど好きなニオイと感じるという結果になりました。

生物はより強い生命力を持った子孫を残すため、できるだけ性質の違う遺伝子の相手をもとめる本能があるのだそう。つまり女性がこのひとのニオイは好き!と感じる相手は遺伝子レベルで相性のいい、運命のひとかもしれません。

2つの実験結果から、科学的に女性にとって男性の体臭は基本的に不快だけど、遺伝的に相性のいい相手のニオイは好きと考えられるんですね。

ただニオイの感じ方は感情にも左右されるという説もあり、好きなひとの体臭は気にならないということもあるそうです。逆にもうこのひとのニオイを嗅ぐのも嫌だ、と感じるようならそれは別れのサインかもしれませんね。

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もともと女性はニオイに敏感と言われており、男性にはあまり見られない本能的な体臭の好き嫌いがあると言われています。

女性は気になる男性がいたら、そのひとのニオイが好きかどうか、こっそり思い出してみるといいかもしれません。

ニオイの好き嫌いはどこから来る?

いい香りがするはずの香水ですが、電車や職場で「うわぁ、このひと香水臭いなぁ」と思いながら我慢して過ごしたこと、ありませんか?体臭の場合と違い、いい香りのはずなのに不快なニオイに感じてしまう逆のパターンですね。

インターネット調査会社マーシュのとったアンケートで「他人がつけている香水に対するあなたの気持ちとして、最も近いものをお選び下さい」という質問をしたところこんな結果が出ました。

  • 全般的に好き…8%
  • 全般的に不快…23%
  • 香りの状況や強さによる・特に何も思わない…69%

いい香りとして売られているにも関わらず「香水が全般的に好き!」と明確に答えたひとは8%しかいませんでした。そして「香水は全般的に不快・・・」と答えたひとはもっと多い23%もいるのです。香りの好き嫌いが証明されるデータと言えるでしょう。

香りの好みはどこからやってくるのか、諸説ありますが一つはそのひとの生まれ持った性格とも言われています。

控えめで内向的な女性はやさしい石鹸の香りが好きだったり、外交的な女性が華やかなフローラル系の香水を愛用していたり、香りの性質や強さの好みは性格を表しているそうです。

さらに脳という切り口で香りの好みを見てみると、ニオイを感じ取ったとき、原始的な欲求や感情を支配している脳の脳辺縁系に信号がすぐ届く構造になっているため、人は原始的欲求や感情でニオイの好き嫌いを判断しているという説です。

原始的な欲求や感情とは、具体的には食欲や性欲、喜怒哀楽などのことで、さっき触れた遺伝子レベルで好きなひとはニオイでわかる、という部分にも繋がりますね。この部分からも、香りの好みや感じ方は原始的な個性と言えるでしょう。

「あなたのその香水のニオイ、苦手だわ」と言われたとしたら、原始的な好みが合わないと考えたほうが良さそうですね。でもそれぞれの好みをぶつけあっては、人間関係がギスギスしてしまいます。

相手を思いやって香水をやめてみる、量を減らしてみる、そのひとが苦手ではない香りを一緒に探すなど、原始的な好みに対しては理性と思いやりで対応しましょう。

ニオイの好みは遺伝子や原始的な欲求から来る個性だったんですね。しかしそれぞれの個性が原因で、ニオイの好き嫌いの違いから来るトラブルが起きてしまうのも事実です。変えにくい原始的な個性だからこそ、相手を思いやる理性が大切なんですね。

 
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